平成23年 第3回 定例議会

川岸俊洋議員

危機管理に向けての基本的な方針について

東日本大震災の発生を踏まえ、本市の市政運営に危機管理体制の構築を明確に位置付ける必要があると感じるが、危機管理に向けての基本的な方針について市長の見解を伺う。

危機管理の目的は、危機事案に対し、市の総合力を十分発揮させて、市民の生命、身体、財産の安全を確保することにあると考えており、行政による「公助」の充実の観点から、災害対応における指揮命令系統の明確化と意思決定の迅速化を図るなど、市としての危機管理体制の充実強化を図ること。また、自らの命を自ら守る「自助」の観点から、市民一人一人の防災意識、防災に関する知識技術の啓発に努めること。さらに自分たちの町を自分たちで守る「共助」の観点から、自主防災組織の結成促進や災害時要援護者支援体制の構築などの施策を推進すること。この3点を基本的な方針として危機管理体制の構築及び対策の強化を図っていきたい。

女性専用外来について

公明党は各地で市民ニーズに沿った性差医療の確立のために女性専用外来の設置を推進してきたが、本市でも平成16年10月から市立青葉病院で女性専用外来が開設され、本年7月からは市立海浜病院でも開設された。青葉病院での実績を踏まえた評価と課題、また、海浜病院での開設の経緯と期待される効果について伺う。

青葉病院では、専用外来の設置による女性特有の心や体の不調を総合的に診察することにより、市内における性差医療の一翼を担ってきた。しかし、精神疾患や家庭環境など複雑な問題を抱えるケースもあり、医療機関だけでの対応は難しいことが課題となっているので、今後は関係機関との連携を一層図っていきたい。また、海浜病院では、今年度に産科と婦人科が分かれ婦人科の特色を出すことで、女性専用外来を設置した。今後は婦人科系の疾患に加え、更年期に起こりやすい不定愁訴を相談する窓口として機能させ、女性の健康支援に取り組んでいきたい。

自転車専用レーンの課題と今後の整備について

近年、地球環境に優しい「エコ」への関心や健康志向の高まりから、自転車を利用する人が増えており、対歩行者事故の対策が課題である。本市でも高洲中央港線に県内初の自転車レーンを整備したが、その利用状況と課題、今後の整備について伺う。

高洲中央港線の自転車レーンの整備前に比べ、自転車の交通量が約1.2倍に増加したほか利用者から「快適に走れる」などの感想をいただいている。その一方、路上駐車により自転車レーンがふさがれたり、レーンを逆走するなど、違法駐車の排除や自転車利用に関する規則の遵守の徹底が課題と考えている。今後は、市民参加による調査を行い、自転車の走りやすさなどを表示した「自転車走行環境マップ」を作成するとともに、自転車レーンを基本とした「自転車走行環境整備計画」を策定し、道路改良などに併せて整備を進めていきたい。