平成23年 第3回 千葉市議会定例会

村尾いさお議員

行政改革(行政コストの見える化)について

道路照明灯において何点か伺います。
行政コストの見える化を行うためには、発生主義に基づいた事業別の行政フルコストを明確化することが必要であり、その際、正確な計算に有効なのが、「活動基準原価計算」(ABCという管理会計の手法)である。このABCという手法を構築し、行政評価を行ったり、事業、事務の見直し、効率化に取り組むべきである。

ABCは、事業別に極めて詳細な分析結果が把握できコストの見える化に役立つことや、職員の意識改革に繋がるなどメリットがある。 一方で、分析自体に費用や時間がかかるなど課題があることから、今後は、先進市の取り組み事例を参考にしていきます。

ジェネリック医薬品の取り組みについて

平成22年度の医療費に占める薬剤費の額と比率について、その内のジェネリック医薬品の使用割合についてお答えください。また、同医薬品の使用割合を10%アップした場合、どの程度経費削減ができるのか。

薬剤費の額は約133億1,700万円。比率は19.4%。その内のジェネリック医薬品の使用割合は22.3%(平成23年3月数値)。
また、同医薬品の使用割合を10%アップした場合、年間で約3億円程度経費削減ができます。

医師から処方された新薬をジェネリック医薬品に切りかえた場合の自己負担減額を示した「後発医薬品利用差額通知」を被保険者に送付し、ジェネリック医薬品の利用促進を早期に図るべき。

今年度中には、国保連合会に委託できる見込みで、必要な準備を行っています。医療費の抑制に効果的であり、被保険者の負担軽減及び国保財政の健全化のために取り組んでいきます。

視覚障がい者のための情報取得対策について

視覚障がい者の情報取得の"切り札"として期待される「音声コード」を印刷した市の冊子類の普及促進を図るべき。

音声コードは、ユニバーサルデザインの観点からも視覚障害のみならず、高齢者等に便利なツールでありと考えており、今後は、庁内向け の説明会等を開催するほか、商工会議所などを通じ民間企業にも音声コードの使用を働きかけて参ります。

本年4月に音声コードを読み取ることができる携帯電話が発売されました。これにより、音声コードの普及の可能性が格段に広がることが予想されます。そこで、読み取りを補助する補助機器を、本市が行っている日常生活用具費の支給事業の対象にすべきと考えますが見解を求めます。

今後、携帯電話に対応できる機器についても、日常生活用具費の支給事業の対象品目に加えていきたいと考えております。

子育て支援と児童虐待防止対策について

赤ちゃん訪問事業のうち、助産師等による新生児訪問の対象となる家庭を把握するために必要な「出生通知書」の平成22年度の回収率 と、回収率を高めるための取り組みについて。

平成22年度の「出生通知書」の回収率は、出生届のあった子どもの人数の59.4%です。今後も、ホームページなどを活用した周知を行うとともに、出生に伴った届け出や申請を受けている関係部局と回収方法について協議を行い、回収率の向上に取り組んで参ります。

保健分野の中で、4か月児健診等の乳幼児健康診査情報をシステムで管理、活用しているところでありますが、他の児童虐待対応の事務を行っている児童相談所に必要とする情報をシステムから情報提供し、より一層の連携を図るべきと考えますが見解を求めます。

これまでの個人の受診履歴や家庭訪問などの情報を児童相談所と共有していくことは、児童虐待への迅速な対応等の観点から必要と考えます。今後、児童相談所から、必要とする情報に常時アクセスし、閲覧することができるよう関係部局と協議し進めて参ります。

自閉症の早期発見のために、1歳6か月児健康診査時にM-CHAT(乳幼児自閉症調査票)を導入すべきと思いますが見解を求めます。

M-CHATは自閉症のスクリーニングをするための質問票であり、早期発見に有効であるとされております。本市では、現在、1歳6 か月児健診の問診項目の見直しを検討しており、M-CHATの23項目の中から必要な項目を取り入れることについて、専門家の意見をいただきながら進めています。

障がいのある子への教育支援について

2008年9月教科書バリアフリー法が施行され、各地でデイジー教科書の利用が拡大しておりますが、総務省でも推進している障がい児の読めるデイジー教科書の認識について、また、学校現場において普及促進に取り組むべきと思いますが見解を求めます。

文部科学省はデイジー教科書の整備・充実を図るため、実証的な 調査研究を実施し、平成23年9月9日付で、ホームページ上にまとめとしての報告がなされたところであります。本市でも、今後この報告書をもとに、先進市の状況を調査し、教育的ニーズに応じた強化用特定図書、特に、デイジー教科書の整備等について、検討して参ります。