■ チェビシェフ型 HPF 設計例 について
設計例では、パスバンド リップル 0.1 dB の チェビシェフ型を用いて 設計する HPF の カットオフ 周波数 fc を 600MHz とし、その 1/3 の周波数 fx = 200MHz で 100dB の減衰量を得られるものとした。
ここで まず、fc/fx = 3 で 100dB の減衰量を 得るために必要な 素子数 n を Chebyshev Attenation 式
より 逆算して 求めている。 ( なお、この Chebyshev Attenation 式から パスバンド リップル 0.05 dB, 0.1 dB, 0.5 dB, 1.0 dB における 各素子数 n に
よる 減衰量 を 求めたものを 減衰特性グラフ に示す)。
START ボタン を押すと、素子数 n = 7.99 と算出されるので 素子数 n は 8 とし、入出力インピーダンス を入れて (初期値は 50Ω)、HPF の
構造 π入力型 または T入力型 を選択することにより、必要な HPF の定数 を 計算、得ることができる!