■ チェビシェフ型 LPF 設計例 について
設計例では、パスバンド リップル 1.0 dB の 急峻な チェビシェフ型を用い 設計する LPF の カットオフ 周波数 fc を 200MHz とし、その 2倍の周波数 fx = 400MHz で 80dB の減衰量を得られるものとした。
ここで まず、fx/fc = 2 で 80dB の減衰量を 得るために必要な 素子数 n を Chebyshev Attenation 式
より 逆算して 求めている。 ( なお、この Chebyshev Attenation 式から パスバンド リップル 0.05 dB, 0.1 dB, 0.5 dB, 1.0 dB における 各素子数 n に
よる 減衰量 を 求めたものを 減衰特性グラフ に示す)。
START ボタン を押すと、素子数 n = 8.03 と算出されるので 素子数 n は 8 とし、入出力インピーダンス を入れて (初期値は 50Ω)、LPF の
構造 π入力型 または T入力型 を選択することにより、必要な LPF の定数 を 計算、得ることができる!