■ ソレノイド・コイル 計算例 について
例えば 線径 0.8mm のポリウレタン線で コイル直径 D = 5 mm (ワイアーのセンターからセンターでの値) , 巻き数 N = 6 回 で コイル長さ L = 6 mm とし
た ソレノイド・コイル の インダクタンス L は、
L ≒ 107 nH と算出される。
この例のように コイルの巻き数が少ない場合には、リード線部のインダクタンス分 が無視できないので、これを考慮して設計しなければならない。
また コイルの Qu 値は、ソレノイド・コイル の 付加容量 による劣化を考慮してないので、特に高い周波数での Qu 値には 大きな誤差を
含む。 ( コイルの直径 d を大きくすれば Qu 値を増すが、付加容量も増えることに注意!)
空芯コイルの形状から そのインダクタンス値を求めることができ、タンク回路やトラップの設計に便利です。