ソレノイド・コイル 計算例 について

例えば 線径 0.8mm のポリウレタン線で コイル直径 D = 5 mm (ワイアーのセンターからセンターでの値) , 巻き数 N = 6 回コイル長さ L = 6 mm とし た ソレノイド・コイル の インダクタンス L は、 L ≒ 107 nH と算出される。

この例のように コイルの巻き数が少ない場合には、リード線部のインダクタンス分 が無視できないので、これを考慮して設計しなければならない。

また コイルの Qu 値は、ソレノイド・コイル の 付加容量 による劣化を考慮してないので、特に高い周波数での Qu 値には 大きな誤差を 含む。  ( コイルの直径 d を大きくすれば Qu 値を増すが、付加容量も増えることに注意!)

空芯コイルの形状から そのインダクタンス値を求めることができ、タンク回路やトラップの設計に便利です。

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