益子町・益子焼のひな人形


益子焼のひな人形

 益子町の中心街では、通りの両側に益子焼を並べた店が軒を連ねています。 湯呑や茶碗から大皿や壷まで、さまざまな益子焼を見ることができます。ある 店の前を通りかかると、焼き物でできた男雛と女雛の、一対の雛人形が目に 止まりました。

 平安時代、貴族の間では紙で作った人形を川へ流す「流し雛」で、厄を 払っていました。それが紙の人形を使った、ままごと遊びの「雛あそび」と 結びつき、人の厄を受ける雛人形の原型となったそうです。

 雛人形が飾られるようになると、いよいよ春が来たのだと感じます。

栃木保険医新聞2011年2月号掲載