GW期間を利用して、実家の両親と那珂川町を中心に史跡巡りをしました。当日は那珂川町をあげて「花の風まつり」が開催されており、私たちは真っ先に馬頭の乾徳寺を訪ねました。乾徳寺は、武茂泰宗(宇都宮分家)が築いた武茂城の菩提寺であり、これら一体の山城は歴史に残る環境として名高いです。 その中でも特筆すべきは、町の天然記念物の白フジです。樹齢二百年超のその幹から伸びる枝より、空に向かってせり上がるように咲く様から「のぼり藤」とも呼ばれています。 今年は初夏のような日が続いた影響で、例年より10日ほど早く4月下旬に開花したそうです。見頃を幾分か過ぎたとは言え、見事な咲きっぷりとその美しさに思わず感嘆の声がもれてしまうほどでした。 名残惜しいとは思いつつも乾徳寺を後にして、那珂川町なす風土記の丘資料館を訪ねました。ボランティアガイドによると、那珂川と箒川が合流するこの地域は、東北地方や北陸地方、南関東地方の文化の接点として独特の文化が形成され、多くの遺産がある地域だということです。 地元にもまだまだ見るべきところが多いなと思い、ガイドさんからすすめられた湯津上資料館まで足を伸ばしました。ここで国宝に指定されている那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)を初めて知り、おおいに興味をそそられました。 |
記・2015年5月 |