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ヒブワクチン12月発売の見通し

「細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会」(以下「守る会」)などが国にヒブワクチン(Hib=インフルエンザ菌b型のワクチン)の 定期接種化を求めて運動していますが、このほどワクチン発売元の第一三共製薬などが「12月の発売を目指してとり組んでいる」と発表 しました。ヒブワクチンは07年1月にすでに承認されていましたが、生産に手間取り発売時期が大幅に遅れていました。

これを受け、「朝日新聞」10月1日付が「ヒブワクチンが、国内でも今年12月から発売される見通しとなった」と報じたことなどもあ って、「どの医療機関で接種できるのか」といった問い合わせが「守る会」の方へ多数寄せられています。そこで、「守る会」では 「行列はできないけれどヒブワクチンが接種できる医院」 というホーム・ページを開設しました。各学会をはじめメーリングリストで登録を依頼したところ、一晩で80件以上の医療機関の登録が あったとのことです。

これまで行政や議会に対して任意接種費用助成や定期接種化を求めても、「ワクチンがないから…」ということで、なかなか本腰を入れた 反応が見られないことが多々ありました。ところが先のメーカーリリースを受け、現実味を帯びたためか反応に変化が感じられています。 「守る会」事務局長の高畑紀一さん(千葉県保険医協会事務局)によると、いくつかの自治体が、費用助成や行政措置予防接種化に向けた検討 を開始しているとのことです。

全国保険医団体連合会は「守る会」の活動主旨に賛同して、5月29日に共催で国会内集会を行い、ヒブワクチンの定期接種化を求めています。

保団連発:医療運動推進ニュースより

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