全国保険医団体連合会も参加する実行委員会(12団体で構成)が主催する「STOP!医療・介護崩壊 増やせ社会保障費10・19中央集会」が 10月19日、東京・日比谷公会堂で開かれ、医師、歯科医師、看護師、患者、家族など全国から約5000人が参加しました。そのうち、医師・歯科 医師は200人以上が参加。各地保険医協会の医師・歯科医師役員など保団連関係者は35協会239人が参加しました。 集会では、「医師・看護師・介護士を増やして、安全・安心の医療、介護の実現を」と参加者は次々と舞台に立ってリレー発言を行いました。 また、済生会栗橋病院の本田宏副院長、6月に発足した全国医師連盟代表の黒川衛氏、中央労福協会長の笹森清氏らが連帯の挨拶をしました。集会は 最後に「解散・総選挙は間近い。国民のいのち、健康を最優先にする政治への転換を実現する絶好のチャンス。声を上げよう」とする集会アピール採 択し、都内をパレードしました。 各地各界からのリレー発言では、保団連から歯科医師の加藤擁一理事(兵庫協会副理事長)が登壇。後期高齢者医療制度で少ない年金から保険料が 天引きされ、入れ歯を作ることを勧めても、もうお金がないからとあきらめたり、不安定雇用が広がる若い人では、歯科治療が必要な人の3人にひとりは 治療を受けていないなど、受診抑制の実態を、開業医の立場から告発。こうしたことのおおもとに社会保障にお金をかけない政治があるとして、「この ような政治にみんなでレッドカードをつきつけよう」と呼びかけました。 政党からは、日本共産党の小池晃参議院議員が会場挨拶、社会民主党の福島みずほ党首、国民新党の自見庄三郎副代表がメッセージを寄せました。 なお、当日会場で挨拶を予定していた民主党の鈴木寛参議院議員からは、所用で急遽欠席するとの連絡があり、集会への賛同の意志が伝えられました。 同集会は「医師・看護師・介護士を増やして、安全・安心の医療介護を」のスローガンの下、一昨年から開かれており今年で3回目。医療団体、患者団体 など12団体が実行委員会に参加しました。 賛同は、労働組合、患者会、各地医師会、歯科医師会など39団体、香山リカ、大谷昭宏、稲川淳二、湯浅誠各氏ら個人12人からも賛同が寄せられました。 田中千恵子医労連委員長が主催者を代表して挨拶しました。 集会には、日本テレビ、テレビ東京、朝日新聞、東京新聞など9社が取材に訪れました。 |
保団連発:医療運動推進ニュースより |