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日常診療での医科歯科連携目指して

歯科医師が知っておきたい医学的知識(糖尿病)について学ぶ

近年、「ビスフォスフォネート」や「歯周病と全身疾患」などに代表されるように、医科と歯科の連携が重要視されています。全国保険医団体連合会では医科歯科一体の団体として、 今年の医療研究集会において「日常診療に活かす医科歯科連携」をテーマに議論を深めることにしています。

栃木県保険医協会においては、8月27日、栃木県総合文化センター・第3会議室において、「歯科医師が知っておきたい医学的知識(糖尿病)」学習会を開催しました。講師の糖尿病 専門医の大橋博先生(小山イーストクリニック院長)は、先ずおさえておきたい糖尿病の知識としてその症状や基礎病態についてわかりやすく解説しました。糖尿病患者では歯科治療が 非常に困難なことが多いとのこと。日本人は欧米白人と比べてインスリンの分泌が少なく、日本では痩せ型の人でも糖尿病が多い要因だと推測されており、また、糖尿病の管理が十分に 行われていない患者も多く見受けられことから、一見した印象で判断するのではなく、問診により服薬や担当医への通院状況などを把握することが重要。一般的に、糖尿病の管理を受け ている患者は「手帳」を持っているのでそれを見ることである程度、状況把握ができると述べました。

大橋先生の糖尿病専門医としての貴重な話題が満載で、「たいへん参考になった」との感想がある一方で、「歯科治療における具体的な症例が聞きたかった」との要望が出されました。 今後も医科歯科の連携をはかっていくことに努めますので、先生方のご意見やご協力をお願い致します。



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