3月6日、日本東洋医学会関東甲信越支部・栃木県部会主催、
栃木県保険医協会が後援する
市民公開講座「漢方で元気」が、栃木県総合文化センターで開催され
ました。
この講座は2003年から行われており、9回目となる今回は、
鹿島労災病院副院長/メンタルヘルス和漢診療センター長の伊藤隆先生が、
「漢方とうまくつきあう方法」、宇都宮東病院いやしのフロアー針灸
マッサージ室代表の大浦宏勝先生が、「暮らしに生かす! 身近な針灸と
東洋医学の知恵」をテーマに講演を行いました。
伊藤先生は、血液が何らかの原因でつかえてスムーズに流れなくなり、
体の不調を引き起こす「お血(おけつ)」に効果のある漢方や、患者それぞれの
症状に合わせた漢方の選び方などを分かりやすく解説しました。大浦先生は、
頭痛や肩・背中の痛みなどに効果のある針灸の治療方法や、誰でもできる
マッサージの方法などを紹介しました。
休憩を挟んで、参加者から事前に寄せられた質問が紹介されました。
各科の医師が、花粉症や片頭痛に効く漢方を教えてほしいなどの質問に
回答しました。