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「しおや湧水の里ウォーク」に参加

8月11日(山の日)に開かれた塩谷町の「しおや湧水の里ウォーク」に、栃木県保険医協会文化部の一員として参加しました。文化部とは言いながら、活動はマラソン大会や山登りばかりの体育会系です。今回も高低差500m以上、林道や尚仁沢湧水池などを通る40.8キロのコースを9時間以内で踏破するという、とんでもないウォーク大会への挑戦となりました。

猛暑を心配していましたが、曇り空で歩きやすい条件に恵まれ、朝8時、約500人の参加者と一緒に、小島崇先生と私、それに事務局3人が元気よくスタート。6時間以内でゴールすることを目指していた私は、時間内の完歩を目指す仲間たちを置き去りにして飛び出し、数十秒後には離ればなれとなり、それっきり姿をみることはありませんでした。

15回のフルマラソン完走を経験している自分にとって、40.8キロという距離はさほど気にならないのですが、問題は、走ってはいけないこと。使う筋肉も違うし、走るより歩くほうが遅くなります。4時間以上走り続けたことがないため、めげずに長時間歩き通せるかどうかが心配でした。でも、自分より長時間歩く事務局の3人よりはマシだと考えることにして、ゴールを目指しました。

10キロ以上続く道路を過ぎて林道に入る頃には、前後に数人しかいなくなり、25キロ過ぎの尚仁沢湧水地に入ってからは、4〜5キロごとのエイド以外に誰もいなくなりました。「熊出没注意」の看板を横目に山の中を一人黙々と歩き続け、30キロを過ぎたあたりで、前を行く男性の姿をやっと捉えました。必死で追いかけましたが、近づいたり離れたりを繰り返した挙げ句、ラスト1キロでとうとう置いて行かれ、彼の姿が見えなくなりました。

目標タイムを5分オーバーしてなんとか14位でゴールし、前を歩いていた人に挨拶しようと思って辺りを探しましたが、彼の姿はどこにも見当たりません。もしかしたら、それは幻で、高原山に住みついている狐狸妖怪のいたずらだったのかも・・・。

スタートを待つ協会参加者ゴールする森島真先生