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社保庁医療官ら3人逮捕

5月16日、保険診療の業務を巡り指導医療官1人、歯科医師を養成する大学同窓会副会長2人、計3人が逮捕される贈収賄事件が発覚しました。 歯科医への指導に関する便宜をめぐり二百数十万円を受け取ったとされる佐藤晴海容疑者は、「お金をもらったことには間違いない」と供述。 佐藤容疑者は05年4月から栃木社会保険事務局に勤務していました。

保団連は、同日に、宇佐美宏歯科代表が『事件の徹底糾明と国民の信頼に応える歯科保険医療の改善を不退転の決意で追求する』緊急談話を 発表。談話では、「今回の事件は歯科医師に対する信頼と共に皆保険制度に基づく保険診療に対する患者、国民の信頼をも大きく傷つける許し難 い犯罪行為といわねばならない」として、徹底的な真相究明と共に関係者自ら事件の真相を明らかにすることが必要としています。

また、同時に、「最近一層強められている、審査・指導大綱を逸脱した保険医の人権を無視する不当な審査や指導の更なる強化、及び危機的 状況にある歯科医療を崩壊させるような4度の診療報酬マイナス改定には断固反対する」としました。

協会・保団連では、今後も、「保険で良い歯科医療」を守り改善するための諸活動を患者、国民と手をたずさえ全国各地でねばり強く取り組 んでいきます。

緊急談話