栃木県保険医協会は、2月3日、とちぎ健康の森・教室Ｃにおいて「歯科・接遇＆コミュニケーションセミナー」を開催。昨夜から降りつづく雪の中、 歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付などスタッフの22名が参加しました。

講師は、エイチエムズコレクション代表取締役社長・濱田真理子氏をお招きしました。濱田氏は『気配りコミュミケーション』をテーマに、自分から の視点ではなく患者さんの気持ちを考えた、最優先にしたコミュミケーション、また、自分も経営者の立場となりコストパフォーマンスを考えていくこと 等を軸に講演を行いました。

参加者でチームを組んだ実習も盛り込んだ内容で、医療機関名やそれぞれの役割（院長・歯科衛生士など）を決め、その歯科医院の経営理念を考えま した。また、それぞれが自己紹介を行う中で患者さんから信頼を得る自己紹介法を伝授。濱田氏は、「実習などで形から練習し合う事は、現時点の自分の コミュニケーション能力がどのくらいなのかもわかる」と述べ、「『相手を思いやり、気付いてあげること』が、良好なコミュニケーションへと繋がって いく」と語りました。

また、『清潔感のある身だしなみは何故大切か？』について、診療室には様々な方が訪れるので、自分らしさを大切にしながらも「医療人としての感じ の良い人」を心がけること、院内でどこまでが許されて、どこまでが許されないのか基準を決めることが重要だとしました。

その他、「クレームはスタッフがどのように対応したかによって、ピンチをチャンスに変えることもできる」、「風通しのよいコミュニケーションで院 内の組織力を高めよう。何となく仕事していると忙しい」、「待合室側の目線で整理整頓」、「受付内容を覗かれる場合を想定した個人情報の管理」、 「電話対応の基本」など盛りだくさんのお話しでした。

参加者は３時間30分の講演にもかかわらず疲れを感じさせず充実した表情で帰られたのが印象的でした。 講演の内容はエイチエムズコレクションで先に発行された「魅力アップのスタッフ入門」 （右の写真）の中で触れられているとのことでしたのでご紹介しておきます。