LESSON3 聴覚障害者(ろう者)とのコミュニケーション |
医療現場で気をつけること@ |
人は言葉を耳から聞いて覚え、口から言葉を発することができるようになります。 生まれつき聞こえない聴覚障害者(先天性ろう者)が聾唖である所以です。ろう者の場合は言葉を見て覚えます。従って健聴者と比べると比喩的な言い回しを 理解するのが苦手です。特に、二重否定・部分否定・未来仮定形などです。 みなさんが医療現場で何気なく使っている言葉はろう者に理解されないかもしれません。事例をあげて検証してみましょう。 @問診時…『お酒』・『塩分』等 同じように『塩分』も簡単に「塩分を控えてください」というものでは通じていないかも知れません。『塩分』を如何に説明するかは難題ですが、「味の濃い お味噌汁やしょっぱいお漬物などの塩味の強い物は食べないでください」の様に具体例を羅列する方が理解しやすいようです。 A薬の飲み方の説明…『座薬』・『食間』等 |
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