飛んでクルーズ・九州

大根田紳(宇都宮市)



 11月10日(水)。午前9時。羽田空港を飛び立った全日空245便は、私たちを乗せて 一路福岡へ。午前11時空港到着。

 午後1時、タクシーで福岡国際ターミナルへ。しばらくの待ち時間−3時間くらいになるか− の後、シャトルバスで博多港へ。当日夕刻、午後6時出港の“にっぽん丸”に乗るためであった。 もう暗くなっていた。午後6時半からの歓迎パーティに出席したが、船長は姿を見せなかった。 関門海峡などのせばまった場所を通過するための注意が要るとか…。招きの馳走は最高だった。 翌日朝9時半、もう船は高知港に着く。

 坂本龍馬誕生コースをガイドと共に町歩きをした。生まれたまち記念館、誕生地、才谷屋跡、 近藤長次郎跡、水天宮、日根野道場跡、水丁場等々、約1時間半の徒歩。

 それからバスで、龍馬であい博メイン会場から、桂浜へ。太平洋の彼方を見詰めた龍馬像が 威容を示していた。土佐港を臨む白砂松の浜辺で、皓皓たる月の光で有名とのこと。しかし、 残念ながら月の観賞はできず、午後4時までに帰船した。



 翌九時半、鹿児島マリンポート接岸。バスで、龍馬上陸の地、塩浸温泉龍馬公園、霧島ホテル 、霧島神宮を経て嘉例川駅へ。

 ここで観光列車「はやとの風」に乗車。錦江湾や桜島などを車窓から眺めて約1時間、鹿児島中央駅へ 。バスで午後5時までに帰船。翌日(11月13日)午前8時、船は長崎港出島岸壁に。タクシーで長崎駅へ。 そこのコインロッカーに荷物を預けて、市内名所旧跡徒歩観光となった。本蓮寺、福済寺、聖福寺…、 その他多数で枚挙に暇がない。



 途中でへたばって長崎まちなか龍馬館内の見物までとした。この館には、幕末から現在までの長崎の 歴史と魅力が詰め込まれてあった。地下1階で、長崎龍馬の道コンセプトムービーを見て、活躍した時代の 貴重な資料が展示してあったのに注目。

 このあとは、長崎駅で荷物を出してから、県営バスターミナルからバスで、空港へ。航空券が遅い18時50分のに なっており、この券は時間の早いのに変更できないと言われてしまい、羽田空港へは20時半頃になった。 バスとタクシーを乗り継いで、深夜の帰宅になった。

栃木保険医新聞2011年新年号・投稿