夏のカナディアンロッキー・トレッキング

斎藤芳国(宇都宮市)


グリズリーリッジ 標高2570mにて

9年前に友人に薦められ家族旅行が初めて6日間のカナディアンロッキーツアーのおきまりコースに参加。素晴らしい光景は今までに体験したことのない感動で、カナディアンロッキーの自然の雄大さに、帰国しても心は高まるばかり。

さっそく翌年トレッキングツアーに参加。夫婦・次女の3人の装いはカラフルで新品。外国の方から「写真をとってもいいか」といわれるほど、ピカピカのカナダ1年生でした。それから毎年、氷河の名前はもちろん、ロッキー の山々、湖などの名前や場所も覚えてしまうほど想いは深まるばかり。

6年目はカナダの国立公園のエリアをテントや山小屋を利用して標高1700mの場所を起点に高低差1000mを移動し、他にも数多くの場所をトレッキングしました。

7年目の平成22年の夏からはCMH(Canada Mountain Holidays)ツアーに参加。平成23年の夏には、わたしと妻と娘に3才の孫も加わり、ヘリコプターでロッジへ移動しハイキングを楽しんでいます。各ロッジは最高の おもてなしをしてくださりホテル並みのサービスに大満足です。

8月10日10:40エアカナダ直行便でカルガリー到着。12:30バンフ行きバスでカルガリー国際空港を出発しバンフのホテルへ。直行便のため明るいうちにバンフ到着。Coffeeやアイスを楽しみながら、小さなバンフの街を ゆっくり散歩しました。


ボーウォーククリーク(氷河の解け水) 標高1390m

8月11日6:50ホテル出発。7:15CMHバスに乗り10:00へヘリパット到着。ヘリで一気に標高1370m地点にあるロッジへ。

8月11、12、13日はボビーバーンズロッジにて3泊。

8月14日はボビーバーンズからバガブースへ移動。尾根づたいの20qトレッキングでなかなか厳しい行程でした。

8月14、15、16日はバガブースロッジに3泊。

8月17日は、グループ順にヘリでロッジを出発。7日間共にした方たちと次の再会をハグしながら約束し合い、アドレス交換や写真をお互いにとり別れを惜しみ、私たちは11:30にヘリに乗りました。ヘリパッドでバスに 乗り継ぎ、16:30カルガリー国際空港に到着。空港に隣接しているデルタホテルに宿泊。

翌日18日、エアカナダ直行便にて成田に19日14:30着。

以上が簡単なCMHトレッキングの行程です。

ロッジのスタッフはみんなフレンドリーで、クッキングスタッフ以外は、男性・女性みんなプロのトレッキングガイドです。それぞれ健脚レベルに合わせて2名から10名くらいのグループに分かれ毎朝9時にヘリに分乗し それぞれのトレッキングコースに向かいます。トレッキングコースは毎日2〜3か所用意されており3〜4時間歩いた後、他のトレッキングコースへヘリで移動します。トレッキングの帰りはグループごとに異なり17時〜18時くらいです。

朝食はバイキング、昼食は手作りのサンドウィッチとジュース、スナックをリュックに詰めます。ロッジでは17時に夕食前の軽食やデザートが用意されています。19時の夕食は、シェフやパティシエの心のこもった素晴らしいコース メニューです。ハイキング仲間と会話も弾みます。


I LOVE 氷河(マロイグレイシア) 標高1910m

カナダにはまだまだたくさんの素晴らしいトレッキングコースがあります。雄大な氷河と湖、それをとりまく3000m以上の山々、ときおり出会う動物たち(熊、マウンテンゴート、ライチョウなど)、高原を果てしなくうめ つくす色とりどりの高山植物との出会いと感動をもとめて、わたしのカナディアンロッキー・トレッキングはまだまだ続きます。

そのためには健康であることが条件。日々の仕事を終えた後の筋力トレーニングと週末のジョギングはかかせません。趣味のカメラも素敵な写真が撮れるよう、雑誌片手に思考錯誤しています。

平成24年も、8月10日出発予定です。

栃木保険医新聞2012年新春号・投稿