実際に現場へ行って実感

山崎貴広


今回の企画のお話を耳にして、戸村先生の直筆の手書きの地図を目にしたとき、 「放射線廃棄物最終処分場候補地」がいくつもの水源に近いことを確認しました。

ニュース等の報道で耳にしており、拒否したいところではありますが国民全体での、 どこかでは対応しなければならないとの思いでとらえておりましたが、 そうは言ってはいられない場所ではないかと思い視察に参加しました。

参加してみて思ったことは、この地域の方々との想いに対する温度差がかなりあることでした。 塩谷町にはいるやいなや、絶対反対の看板やのぼりがいたるところに掲げてあり、見慣れていた景色からずいぶんな変化に驚いた次第でした。

また、候補地周辺での役場の担当者のお話も実際の生の声を聞くことができ、 国の処分場を設置した後の環境に対する絶対安心のエビデンスに確固たるものが弱く感じる部分がありました。 この核となる部分がクリアーにならなければ少なからず受入することは絶対できないと思います。

改めて候補地周辺の地図を見て、近隣の市町村や水源等を確認すると 発見することがいくつもあると思いますので一度ご覧いただくと良いと思います。

もう一つの発見は「風だより」です。ここにこんなおしゃれなレストランが、 しかも当日は雨天でありながら駐車場に車がいっぱいでお客様も順番待ち、びっくりしたのは、 レストランの外観だけでなくお味も逸品でした。話を聞くより行ってみると絶対良いと思います。(順番待ちは覚悟しましょう。)

今回、協会の企画に初めて参加させていただきましたが、大変有意義で素晴らしい内容であったと思います。 実際に現場に行って良かったと実感しました。(ソニー生命保険株式会社・ファイナンシャルプランナー)

処分場候補地を視察後に記念撮影

栃木保険医新聞2014年10月号・投稿