山積する日本が抱える問題と向き合いながら 洗礼された医科歯科連携の実践、組織拡大に努めます |
COVID-19感染症が初めて確認されてから、今年で丸2年になります。
マスク生活にもようやく慣れ、ワクチンの集団接種も進み、ここ栃木県でも新規感染者の報告がない日が続くなど、
ようやく収束かと安堵しかけた矢先の新たな変異株の出現に、想定はしていながらも、落胆の気持ちは大きいものでした。 帰国者による伝播が危惧される一方、経済活動への影響への懸念もあり、対策が悩まれるところです。
専門外の私には全く手出しのできない話ではありますし、入ってくる情報に振り回されてしまいそうになりますが、私たちにできることは、
感染症を甘く見てはいけないということ、基礎疾患の管理をしていくことの重要性を、改めて認識しきちんと伝えていくこと、この2点だと考えています。 その一方で、医療費の自己負担限度額引き上げによる不安の声も聞かれます。そういった不安に寄り添いながら、洗練された医科歯科診療を実践していくためにも、 必要な情報を適切なタイミングで発信していけるよう、科学的根拠に基づいた情報に常に注意を払い、努めていきたいと考えております。 会員の皆様には引き続き、幅広い知識やご意見を提供いただきたく、そうして集まった一つ一つの声を大きなものにしていくためにも、ご協力をいただけましたら幸甚の至りです。 新規入会につきましてはいつでも受付ておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 感染症に限らず、コロナ感染症による活動性の低下から、肥満症含む生活習慣病の悪化、家庭内暴力、不登校・虐待など小児に関わる問題、老老介護など、日本の抱える問題は山積みです。
保険医新聞やホームページでも、引き続き情報を発信していきたいと思いますので、お忙しい中とは存じますが、ぜひ広く皆様にご一読いただけましたら幸いです。 |
栃木保険医新聞2022年新年号 |