その他

暑さに負けない心と体睡眠不足とイライラ寝具と安眠
心の健康とは働き盛りの精力減退不登校
海草類をもっと食べよう生み上げてからの性生活酒は百薬の長
薬の飲み合わせに注意しましょう精力をつける食べ物と薬タバコと健康
60才からの交際学健やかに老いる老化を防ぎ若さを保とう



暑さに負けない心と体

暑い時には体がだるくなり気持ちも緩みがちです。こんな時に健康を損なったり思わぬ危険に出会います。

まず日焼けです。かつては小麦色の肌は健康のシンボルと言われましたが、太陽の光に長く晒されますと、紫外線のために日焼けを通り越して火傷になっ たり、皮膚の老化を促進したり、癌になるきっかけにもなります。

次に「冷房病」です。冷え過ぎの部屋に長くいたり、そこから暑い外への出入りを繰り返すと、体がだるくなり、腰の痛みが出たり、腹痛や下痢をお こし、食欲まで落ちてくることがあります。冷房は程々に、調節が難しい時は厚めの服装でとくに下半身を冷やさないように工夫をして下さい。

次は「夏痩せ」です。胃腸の弱い人は、暑さ負けや冷房病で食欲が落ちます。素麺や冷や麦など、夏向きの食べ物に少量の脂肪や蛋白質も加え、時に はビタミン剤の助けも借りて、バランス良く栄養をとりましょう。

冷たい氷菓子は避けて、暑い時には暑いお茶で水分を補うのも良いことです。

次の悩みは「夏肥り」です。気温が高いので体から発散するエネルギーが少なくなる上、冷たい甘い飲み物やアイスクリームなどをつい摂り過ぎてし まい、エネルギーの補給が多くなりがちです。そのために肥るのです。水分はお茶、麦茶などで補い、時には汗で失った分ちょっとだけ塩分もとりましょう。

最後に、夏は服装や行動が開放的になるので、女性が性被害に遭いやすい季節です。加害者は顔見知りの人が以外に多いと言われています。くれぐれ もご用心下さい。

また夏の終りに鬱状態になることがあります。周囲に妙に黙り込んで落ち込み、元気がなくなったような人がいたら、お医者さんに相談するよう勧めて下さい。




睡眠不足とイライラ

神経が疲れると、くたびれたという感じがありますが、眠くなりません。

それは神経が興奮してしまうからです。それがイライラのもとになって、自分の感情が抑えられなくなり、何の関係もない家族、つまり子供や奥さんに 当たってしまいます。夫婦ゲンカになることさえあります。そうならないために、一晩ぐっすり眠って起きれば、疲れはスッキリとれて気分爽快となるはずです。

残業続きなどで、眠る時間が十分とれなかったり、精神的なストレスで寝つけないことがあると、心と体の疲れが一晩でとれないことになります。

そうした場合、どうしたらよいでしょう。もちろん、短時間に深い眠りに入ることが一番よいのですが、その前に自律神経の話に耳を傾けて下さい。

眠りに入るときには、自律神経の中で副交感神経が活発に動き出します。自律神経のもう一つの方は交感神経といって、私たちが起きて元気に働くと きに活動するのです。反対に休むときには、副交感神経の働きが高まってきて、交感神経の方は静かになります。

なかなか眠れないとき、暖めたミルクをお飲みになるのもよいでしょう。それはミルクの中に含まれるトリプトファンが体の中で、セロトニンという 副交感神経の働きを高める物質に変化するからです。

また体が冷えていると眠れませんので、手や足を温めて下さい。この温めることによって交感神経の働きが抑えられるのです。お風呂に入ることは、温まることが眠気を誘う ことを理由づけています。

腹式呼吸といって、仰向けに寝て全身の力を抜いて、一杯吸い込んだ空気をお腹を凹ませながら、ゆっくり全部吐き出して行きます。3回以上繰り返すとよいでしょう。 このとき目は閉じていないと効果が上がりません。静かに目を閉じて、単調な時計の音や雨だれの音などに耳を傾けることで、次第に眠りに入って行きます。

<戻る>



寝具と安眠

人生の3分の1は睡眠時問ですから、私たちはもっと寝具に関心を持ちたいものです。

それにしても今年の夏はまさに猛暑でした。連日熱帯夜が続き、お年寄りの方などは大部お身体に変調をきたした方が多かったと思います。

安眠のためには、このように何と言っても環境の温度や照明、静かさなどの条件が必要ですが、今回は寝具について考えてみたいと思います。

まず気をつけていただきたいのが、枕の固さです。あまり固すぎるのは良くありません。首筋を押し曲げて、脳動脈にかかる血圧を高めることになり ますから、中高年の方たちにとってはむしろ危険とさえ言えます。殊に血圧の高い人や動脈硬化症の方たちの場合には、血管が破れて脳出血などを起こ す危険性があります。

睡眠中は血圧の濃度が高まります。というのは、睡眠中にコップ一杯くらいの汗をかいていると言われますが、それだけ体内の水分が少なくなる訳で、 逆に言えば、血圧がそれだけ濃くなるということになります。従って、血中のコレステロールや中性脂肪も増加しますし、粘っこさの度合いである粘度 も高くなりますから、血栓ができやすくなり、脳血栓や心筋梗塞の危険もある訳です。

また、枕の高さも重要で、6〜8センチメートルが理想とされています。これより高いと、肩凝りの原因になりますし、逆に低いと、寝ちがいの原因 になるからです。これらはいずれも首すじから肩にかけての筋肉に余分な負担をかけてしまうことが原因なのです。

次に布団ですが、掛け布団はやはり重いものはいけません。胸や心臓が圧迫されて、脳内圧が上昇し、脳卒中や心臓病の発作のきっかけになるからで す。ただし敷き布団は、我慢のできる程度に固めにしたセンベイ布団の方が、腰骨など、正しく維持させるためには、いいようです。

<戻る>



心の健康とは

人間の心とは一体何でしょう。心は勿論目には見えません。この目に見えない心の働きは、大変複雑なものです。

この心の働きを統括、まとめるのが脳と言って頭の中にある大切なものです。いろんな働きをする心は、脳の各部分で対応しています。 喜びや悲しみ、怒ったり怖くなったり、気分爽快になったり不愉快になったり、食欲や性欲といった欲望、仕事や勉強をしようという意欲 その他多くの感情や知覚の働き、意識することも、すべての精神活動は脳が支配しているのです。

「健全な肉体は、健全な心に宿る」という諺がありますが、逆に、心が健康なら体も健康なのです。心身症と言って心の病気がもとにな ってひきおこされる体の病気がありますが、心と身体は一体です。

心の健康の中枢も、体の健康の中枢も、実は脳にあって、お互いに関係しています。心が病気になった時、人間は、より強く心の存在を 意識すると言われています。

脳は、大脳、小脳、脊髄、それに大脳と脊髄の中間部分の脳幹の四つに分かれています。

知性や感情や意欲のある心が、快感の体験に結びついています。その快感とは、子供の頃ならば両親からの愛ですし、結婚したならば夫婦 の互いの愛です。仕事を持っていれば、意欲的に取り組むことにより、上司から正当に評価されることです。

心の健康には、何といっても男性と女性との間のコミュニケーション(日本語で関係とか交際とかいうこと)、つまり広い意味の人間の性 が必要です。その人間の性が、人間に生きる希望を与えるのです。

お互いに愛し愛される関係にあるとき、心も体も素晴らしく快調です。人間は孤独では生きられません。例えばシルバー世代であろうとも、 お互いに愛し愛される快い感じが、豊かな精神活動の源になるでしょう。

<戻る>



働き盛りの精力減退

体が疲れてきたときには、だるくなって、そのうちに眠くなりますね。しかし神経の疲れは、かえって眠れなくなってしまうのはご経験のことでしょう。

俗にいう“イライラ”です。こういう事は、内科で診てもらうと「自律神経失調症」といった病名で治療されることが多いのですが、もちろん、いろいろな 検査でマイナスの結果しかなくて、他に病気が考えられない場合です。

イライラする他に症状があったら隠さず全部ぶちまけて下さい。寝つき、寝起きが悪い、やる気がない、くよくよする一といった心身症的な傾向はあ るか、慢性の睡眠不足や疲労に陥ってやしないか、そして最後に恥を忍んでセックスのことを話して下さい。

こんな事を言うのに病院などにいっていられるかとお考えの方は、今までの自分の生活を見直すことが必要でしょう。過労死などになったら取り返しがつき ません。奥さんの優しい顔を思い出して下さい。40代、50代で、もしも性欲を感じなくなったら、これは異常です。

こんな状態が長引けば、夫婦の絆がほどけてしまうようになるかも知れません。ただ今、頭の中にある仕事による悩みやプレッシャーとなっている問 題を、すっかり忘れようではありませんか。

寛ぎの時を自分1人ではなく妻と持つように心掛けてみたらどうでしょう。これこそ夫婦の“ふれあい”です。思いきり奥さんと抱き合って下さい。温泉に 行くのも良いでしょう。人里離れた都びた山奥の旅館で、新婚時代の愛を呼び戻して下さい。抱き合ったり、触れ合ったりの“ふれあい”は疲れた心を癒して くれることでしょう。

精力不安定の男性諸君、仕事人間をしばし忘れることは大切なことです。たとえセックスがうまくいかなくてもいい、夫婦の“ふれあい”を重んじて いって下さい。うなぎやすっぽんを食べたり、朝鮮人参のお世話になるのも良いですが、精力減退が高じて心配なら、泌尿器科へどうぞ。

<戻る>



不登校

不登校は、次のように三つの時期に分けて考えるのが適当かと思います。

第一期は、心気症的時期といって、腹痛や頭痛などの身体の具合の悪さを訴えて、2・3日学校を休むことが時々見受けられます。この時期に発見し処 置することが理想的です。

第二期は、攻撃的な時期といって、休学が目立って多くなり、周囲に当たり散らすことが多く、また、毎夜、教科書をそろえたりしますが、翌朝は登校 を拒否するといったことを繰り返します。

第三期は自閉的となり、家族との接触もさけて一室に閉じこもるようになります。

家族的には、両親とも或いはいずれかがノイローゼ的な傾向が強いとか、父親が不在であるか、またはいても心理的に男親としての役割を果たしてい ない場合や、母親が情緒的に未熟で刺激に対して、容易に混乱に陥りやすいなどといったことはありませんか。親の養育態度が過保護的で、極端に物分 かりが良いというのも問題です。

対策としては、初期に身体または精神的な病気はないのか、専門的に診察を受けることが大切です。

病気ではない場合、当人は学校へ行かなければならないと悩んでいながら行けない例が多いので、登校刺激は避けるべきです。

不幸にして長期化した場合には、あせらずにとり組むことが必要です。各地の児童相談所や教育研究所へ相談してみて下さい。本人は同行しない事が 多いと思いますが、社会全体或いは家族全体の問題としてとらえて行くことも大切ですから、保護者だけの面接でもきっと得るところがあるはずです。

いずれにしても、その子が自ら精一杯、ストレスと戦った結果が、不登校という形で現れていることを理解して、一緒に努力してあげることが必要でしょう。

<戻る>



海草類をもっと食べよう

海草は色素の度合いによって緑藻、褐藻、紅藻、に分類されますが、緑藻の代表はアオノリ、褐藻はコンプ、ワカメ、ヒジキ、それにモズクが代表的 です。紅藻は海の中ではくれない色なのでしょうか、代表的なのはアサクサノリです。海草類を乾かした物として換算しますと、炭水化物45〜75%、蛋白質は1 0〜25%もあるそうです。

更に海草類の炭水化物にはコレステロール低下作用、血圧低下作用、血糖調節作用、整腸作用の他に有害物質排泄促進作用もあるのが判っています。

実はこの炭水化物に次いで多いのが灰分で15〜35%も含まれているのですが、灰分というよりはミネラルといった方が分かりやすいかも知れません。 即ちカルシウム、鉄、カリウム、ヨー素、亜鉛、マンガンなどの他、人の栄養成分として必要な微量元素も含まれていますので、大変重要なミネラル供 給源と言えますし、更にこの海草中のものは他の食品中のミネラルに比べて消化吸収率がいいということも特筆されるべきことです。

カルシウムは日本人の食生活で不足がちなミネラルと言われ、最近は骨粗軽症や骨軟化症などで大きな問題となっています。カルシウムは骨ばかりで はなく、筋肉にとってもその収縮に重要な役割を果たしています。ワカメやヒジキには多量に含まれています。

一方、鉄分も日本人には不足しやすいと言われていますが、殊に貧血症の方はアオノリやヒジキをぜひ沢山とって下さい。 またビタミンも豊富で、Aはノリ、Dはアオノリ、ヒジキに、Eはヒジキに、Kはワカメやノリに多いと言われています。その他B群やCの宝庫とも 言えます。

<戻る>



生み上げてからの性生活

今や人生80年といわれる時代になりました。結婚してから50年もの長い年月の夫婦生活をいかに営んでいったらよいでしょう。

結婚数年後におとずれる第一の危機を過ぎれば、第二の危機は子育てからの解放の頃といわれています。子供が手を離れたときに、 奥さんはなにを考えるのでしょう。まさか、すぐさま離婚一夫とのわかれ−を思うことはないでしょうが、自分の人生に頭が行くことになり、 夫婦の絆を確かめあうことになります。

これにたいする夫の受入れ方が問題です。もし夫が、受入れ方を誤るとトラブルが発生し、今まで波風立たなかった夫婦関係に食い違いがでて きます。働き盛りの夫は、心も体も疲れていて、とてもセックスどころではないという場合どうしますか。そうした性−セックスに対する不満は、 悩み相談所での殆どのケースに当てはまります。相手を尊重することから、セックスは始まるとさえいわれているのです。夫にしろ、奥さんにし ろ、一方的な欲求だけでセックスをするべきではないのです。

“結婚は両性の合意のもとに”と憲法にありますが、それを持ち出すまでもなく、両方の相手に対する尊敬と労りこそ大切なのです。二人の 欲求が合致し、楽しいものにしてください。そうすることによってお互いのセックス・ライフが豊かになって行くことでしょう。これは、やがて 常日頃の毎日の生活にも影響して、本当に良い関係を続けられるでしょう。奥さんは、ますます女らしく、魅力的になること請け合いです。

女性では、更年期があり、50才代で生理が終わりますが、性腺刺激ホルモンは、閉経以後−つまり生殖能力がなくなって、かえって多くだされ るようになります。ですから、50才代以後でも、性腺ホルモンが余計に出されるために、その能力は大して低下しないのです。

<戻る>



酒は百薬の長

年の暮れから新年にかけて、特に酒を飲む機会は多いものです。 酒は、酵母という微生物が糖分に作用してアルコールを作る発酵現象によってできます。

酒の酔いは、血液の中に含まれるアルコールの濃度が高まることによって起こってきますが、血液1mgにつき0.5mg(呼気−すなわち吐く息1g につき0.25mg)含まれる状態を「酒気を帯びる」と、道路交通法で規定しています。飲み過ぎが体に悪いことは、誰でも知っています。しかし、 歌にもあるように、やめられないのが酒の不思議な力なのです。

まず酒の害を頭の中に叩き込んで下さい。
一つには急性アルコール中毒。これは短い時間に大量に飲むことにより起こります。
二つめに内臓への害です。胃腸、肝臓、膵臓に良くありません。
三つめが栄養の障害です。
四つめがアルコール依存症といって、酒を飲まずにはいられなくなります。
五つめが脳や神経への害です。手足の感覚の異常で、にぶくなったり、ピリピリ感じたりするようになります。
六つめが胎児への害です。多酒飲みの母親から異常児が産まれることが多くなります。
最後に、心臓病や高血圧、動脈硬化にも良くありません。

それらを予防するには、一日に飲む量を制限することです。ワインならハーフボトル1本、ウイスキーはダブル2杯、焼酎6:4の湯割コップ2杯、 日本酒2合、ビール大びん2本のどれか一種類におさえましょう。

適量をゆっくり飲むことをお勧めします。それでストレスがなくなり、血のめぐりが良くなり成人病を予防することになり、最高の薬になるで しょう。

<戻る>



薬の飲み合わせに注意しましょう

口から服用した薬は、胃や腸で溶けて、主に小腸から吸収されて、血液の中へ入り、効果が表れます。薬は、主に肝臓で分解されます。また、 腎臓で排泄されます。薬の飲み合わせにより、肝臓での分解や、腎臓での排泄が邪魔されます。

成人病などでは、3〜4種類の薬を一緒に服用することがありますが、2つ以上の薬を同時に服用すると、組合わせによっては相互作用が起こる 場合があります。

それでは具体的な例をお話します。

胃や十二指腸潰癌の薬を高血圧の治療薬であるカルシウム括抗剤やβブロッカーを服用している方、瑞息などでテオフイリンを飲んでいる方、 ワーファリンを服用している方は、これらの薬の作用が強く出ることがあります。また、逆に、抗生物質や抗菌剤と胃腸薬を服用すると、抗生物質や抗菌 剤の作用が弱くなることがあります。

糖尿病の薬と鎮痛剤、解熱剤、痛風薬、ワーファリンを服用しますと、糖尿病薬の作用が強くなり、低血糖を起こすことがあります。

高血圧の薬を飲んでいる人は、ある種の鎮痛剤を一緒に服用すると、血圧の薬の作用が弱くなることがあります。

お酒や食べ物との相互作用としては、アルコールを飲む人は、抗凝血剤、血糖降下剤、抗てんかん剤の作用が強まり、鎮痛解熱剤、催眠剤、 精神安定剤、抗うつ剤は作用が強まります。

抗凝固剤のワーファリンを服用しているときに納豆を一緒に食べるとワーファリンの作用が弱くなります。

薬によっては、妊娠中に服用すると胎児に悪い影響を与えるものがあります。妊娠が可能な年令の女性は、普段から注意が必要です。

医療機関や薬局から薬をもらうときは、現在服用している薬を知らせてからもらいましょう。

<戻る>



精力をつける食べ物と薬

衰えを感じたときに、ちょっと口に入れて元気が出てくるような食べ物があったらいいなと思うことがありますか。いわゆる強精薬というのに は、いささか眉ツバものもありますが、私達がよく食べているものの中から効果の裏付けられているもの、昔から経験上よいと言われているもの を、2、3選んでみようと思います。

精力を出させる強精食品として、ニンニクはご存じの方が多いでしょう。匂いが強烈ですが、この匂いを出す物質はアリシンと言うもので、 殺菌作用があるだけでなく、ビタミンBの吸収を助けて腸の働きを強めます。そして又ニンニクの中にあるスコルジニンと言う物質が精子を増やす ことも分かっています。

次に、山芋があります。あのヌルヌルしているのは、ムチンという物質で、マウスで動物実験を行っところ、発育とか成長が促進され、運動が 活発になったそうです。山芋には、また、たんぱく質の吸収を良くしたり、男性の葦丸からの精子ばかりでなく、女性の卵巣からの卵子の生産能 力を高めるとも言われています。

夏の土用ともなると、夏バテ防止としてうなぎを食べますが、この中には、たんばく質、脂肪分の他にビタミンのAやEが豊富です。その中のビ タミンEは、セックスビタミンとも言われ精力増強作用を持っています。

その他、英語でオイスターと言われる牡蠣には、グリコーゲンやビタミンが多く含まれています。

特殊なものには、すっぽんや蝮、朝鮮人参やオスの鹿の角から造られた漢方生薬の鹿茸などがあります。

<戻る>



タバコと健康

日本人の喫煙率は、成人男性で60%、成人女性で14%だそうです。アメリカでは、喫煙に対して非常に制限をしていますが、日本ではまだまだ 寛容な面があります。

タバコを吸う人は、吸うことによる精神的な面を強調しますが、健康面を考えれば、かなりの犠牲を払っています。

タバコによる病気は、肺ガン、喉頭ガンをはじめ、数多くの部位のガンの危険度を高め、さらに、心臓病、動脈癌、胃潰瘍、慢性呼吸器疾患の 危険性を増大させています。

毎日タバコを吸っている人のガンに対する危険度は、全部のガンで32%、喉頭ガンでは96%、肺ガンで72%、食道ガンで48%、胃ガンで25%と なります。また、タバコに加え毎日飲酒している人のガンの危険度は口腔ガン30%、食道ガン27%、直腸ガン10%と頻度が増加します。 さらに男性で狭心症の発作を起こす人の92%、女性の36%が喫煙しています。

タバコの点火部より出る煙は、フィルターを通って吸う主流煙に比べて、はるかに毒性が強いことがわかっています。また、タバコを吸ってい る人がいる職場の空気は、健康上の安全基準の3倍以上のニコチン量を含んでいるとの報告もあります。アメリカでは間接喫煙により3〜5万人が心 臓病で死亡し、3000人が肺ガンで死亡しているとの報告もあります。

妊産婦による喫煙と、受動喫煙により奇形児が産まれる割合が多くなると言われています。

タバコは、吸っている人のみならず、周囲の人の健康も害しますので禁煙につとめましょう。

<戻る>



60才からの交際学

人間誰でも年はとるもの、いつまでも若い時のように身体は動いてはくれません。歩くことでさえ、歩幅が小さくなったり、すり足になったりして、 少しぐらいの段差があってもこけてしまいます。カラ威張りするより、素直に認めて、体力の衰えを自覚することです。

そうは言いながら、人間はまさに「社会的動物」です。幾つになってもそこはそれ、色気はまだまだあるし、冠婚葬祭などの浮き世の義理もなかなか ふっ切ることができません。

歴代の首相で、吉田茂さんは、なにかにつけて全てがマイペース人間でしたが、石橋湛山さんは、行きたくないお葬式に行き、カゼをこじらせて肺炎 になり、わずか数カ月で首相の座を去りました。90何歳かの誕生日に毎日御殿場から東京の事務所まで通ってきている岸信介さんにインタビューした記者 団に対して、彼は健康・長寿の秘訣は3つあると答えたそうです。1.カゼをひかない事。2.転ばない事。3.義理を欠く事。政治家としての功罪はともか く、医学的には誠に理に叶った名言と言えます。

次に男女の交際ですが、高齢の方の結婚は、入籍するのは2割ぐらいにとどまっているようです。やはり相続や扶養問題など、難しいハードルがある のでしょう。結婚は急ぐべからず、過去の栄光は引きずるべからず、ついでに交際はオープンにして、かくすべからず、お風呂も2人で入った方が、事故 対策などにはベストではないでしょうか。

<戻る>



健やかに老いる

初めから言ってはなんですが、いくら人生80年と言われていても、人はいつかは老いてやがて死んで行くのです。老年期に入った20年間を健やか に送ることは、思い通りには行かないものですが、早めにあなた自身の健康の度合いをチェックしてみませんか。これはできるだけ早い方が、なるべく 40代からが良いのです。病気になる前に上手に老いる方法へ軌道修正が可能だからです。しかし50を過ぎても60代に入ってからでも気を付けること は良いことです。

まず体力はどうでしょうか。体力づくりには運動が欠かせません。運動不足によって体の筋肉の力が弱ってきます。筋肉も鍛え、そして成人病になら ないようにして老化を防ぐ効果のある運動とは、全身を使うものが良いのです。例えば、歩くこと、走ること、エアロビクスダンス、水泳などで、少し 息がはずむくらいが良いでしょう。運動をすることによって、より多くの酸素を体中に送ることを繰り返すとき、心臓や肺などの働きが自然に高まって くるのです。中でも歩くことは、年を取ってからでも、何時でもできます。息がはずむくらいのスピードで毎日少なくとも10分くらいは歩きたいものです。

次は精力はどうでしょうか。精力強化のために「セックス・アップ体操」と言うのをご存じですか。体全体の関節の曲げ伸ばし、上体を前に曲げたり 反り返ったり、膝をのばしあおむけに寝て両足を持上げて30秒以上続けて腹筋を強める運動などです。

3番目に肥り過ぎないこと。食事はしっかり摂り、間食を止め、適度の運動を長く続けることです。

4番目がストレスに強くなることです。対策として、神経症や心身症の治療に使われる、自分自身の心と体をコントロールすることで、専門の先生に ご相談下さい。

<戻る>



老化を防ぎ若さを保とう

どんなに気を付けても、人間の体は年とともに衰えていく、つまり老化ということが起こってきます。中年から老眼といって眼が衰えてきますし、耳 の方では聴く力も弱くなってきます。動脈硬化という動脈の血管が硬くなって脂肪がついて血管の内側が狭くなって来る現象が起こってきます。食べ物で 注意するのは、動物性の脂肪分を少なくし、糖分を取り過ぎないことです。食物の品数は多くしても、全体の食事の量を少しずつ減らして行くのが良いで しょう。アルコール分は、お酒だと1日に1〜2合程度にして、たばこは止めて下さい。若い時の生活習慣を、だんだんと軌道修正して行きましょう。無理を しない生活が大切です。

しかも頭を使うのです。それには良く眠ることは勿論大切ですが、朝早く起きて本を読むのも良いでしょう。その本は、好みに合わせたら良いと思い ます。誰でも心配事はあるものですが、精神的な疲れが老化を早めるもとになりますから、こうした悩みごとを考える時間を減らすために、何か自分の 好きなことに熱中するとよいでしょう。

皆さんの物を考える脳は、まだまだ使っていない部分がたくさんありますから、今までやらなかった事にチャレンジすることも良いでしょう。そして 体を使わないと骨が脆くなって折れやすくなったり、弱くなります。廃用症候群といって使わない筋肉などの働きが無くなる状態になってしまいます。 カルシウムの補給には牛乳を飲むのもいいですが、体を毎日使う、運動することが良いのです。散歩する、ジョギングするのは結構なこと、ただし、そ の前にウォーミングアップをすると転ばぬ先の杖となりましょう。決して無理をしないことです。できるだけ人と交わっていくこと、他の人、特に若い 人を理解して自分の心をすっきりと開けひろげて行くことが大切でしょう。

<戻る>